2009.07.10 Friday
井坂さん
当工房、というよりわが家には4挺ほどイサカがあります。
フェザーライト(ドンサン製:メイン)
ソウドオフ(ドンサン製:サブ)
フェザーライト(KTW製:儀礼用)
そして知り合いから格安で譲っていただいたフェザーオフ(KTW製)
アウターバレルは肉厚のスチール製。
フォアグリップとグリップはウォルナットという逸品です。
装弾数は82発で本体に直接給弾する方式。
弾道はいうまでも無く非常に優秀で、コッキング時のガタもありません。
ドンサン製しか見たことの無い人は鳥肌が立つかもしれません。
サバゲで使うのがはばかられるほどの出来です。(でも使うけど)
しかしコイツを先日譲り受けたときに前オーナーから言われた言葉が
「これはあるべきところに行くべきなんですよ。」
ソレなんて湾岸ミッドナイト?
そりゃ私は普段からイサカばっか使ってますけどw
そのうちウチがイサカ博物館になりそうです。
しかしそのせいかアチコチからイサカの修理依頼が来てます。
おかげさまで最近は10分ほどでで完全分解できるようになりました。
これでドンサン製ポリスモデルとKTW製ライアットが揃えばコンプリートですね。
(あ、いや可変HOP仕様がまだあるか)
しかしながら実は分解したことがあるのはドンサン製だけなんです。
KTW製は絶版だし、値段も値段なので分解するにはちょっと覚悟が要ります。
頻繁にメンテが必要なモデルでもないので、オーバーホールもメーカーさんに
送ってお願いしていたのです。
が。
このフェザーオフ。
先日ホクホクしながら試射していたらトリガーが引けなくなりましたorz
そうそうメーカーさんに送るのもどうかと思ったので、後学のためにも分解して
みることにしました。
いきなりですがアウターバレルがネジ込み式です。
そりゃガタもねえっつうのw
ちょっとAPS2に似てます。
O/H時にKTWにお願いして同梱してもらった取り説(買った時欠品だったのです)の
手順に従って、ネジを外してフレームを割ります。
「よっこらせと。」
( ゚Д゚)
な、なんだこれは?
想像を絶する内部構成です。
シアーなどのトリガーメカにドンサン製イサカの面影(逆だ逆)を感じるものの、
構成されているパーツのマテリアルが完全に別物です。
外装も相当な肉厚で、更にその中にシリンダーを覆う真鍮の極厚スリーブが
仕込まれてます。
まるでワンオフ一点ものです。(でも量産してたんだよなあ)
発射音で大体の想像はついていたのですが、ピストンとシリンダが金属製です。
(ちなみにドンサン製はポリカボネード)
シリンダーは真鍮にブラックコートが施されており、ピストンはスチールの削り出し。
更にシリンダーとアクションバーを連結する部品はロウ付けになってます。
うへえ。壊れる要素が見当たらないよ。
しかし良く見てみると、この個体はアクションバーロックがついてません。
ついていた痕跡はあるので、おそらく歴代オーナーの誰かが、多重コックを容易に
するために撤去したのでしょう。
ドンサン製イサカのアクションバーロックと同じ寸法ならそのうちKTWからパーツを
取り寄せて元に戻したいところです。
感心しながら故障の原因を探ってみたところ、アクションバーロック周りのシアーが
渋くなってトリガーシアーが連動しなくなっていたのが原因のようでした。
各部を軽く研磨して、オイルを差したら直りました。
ふー、お腹一杯です。
シンプルな構造ながらも良く考えて作ってあります。
マルイ製を工業製品とするならば、KTW製は工芸品ですね。
これからもKTWには、他にはない魅力的な製品作りを続けて欲しいものです。
マルイの裏技ギミックやKSCのメーカー刻印、そしてKTWの職人魂。
分解を推奨する気はまったくありませんが、中身を見ると各メーカーの設計思想が
読み取れておもしろいです。
うちもフィールドで戦う人達の役に立つような「戦民思想」の名に恥じないアイテムを
開発していきたいものです。
(お、うまく締めたな)
ところで。
このネジなんだ?
フェザーライト(ドンサン製:メイン)
ソウドオフ(ドンサン製:サブ)
フェザーライト(KTW製:儀礼用)
そして知り合いから格安で譲っていただいたフェザーオフ(KTW製)
アウターバレルは肉厚のスチール製。
フォアグリップとグリップはウォルナットという逸品です。
装弾数は82発で本体に直接給弾する方式。
弾道はいうまでも無く非常に優秀で、コッキング時のガタもありません。
ドンサン製しか見たことの無い人は鳥肌が立つかもしれません。
サバゲで使うのがはばかられるほどの出来です。(でも使うけど)
しかしコイツを先日譲り受けたときに前オーナーから言われた言葉が
「これはあるべきところに行くべきなんですよ。」
ソレなんて湾岸ミッドナイト?
そりゃ私は普段からイサカばっか使ってますけどw
そのうちウチがイサカ博物館になりそうです。
しかしそのせいかアチコチからイサカの修理依頼が来てます。
おかげさまで最近は10分ほどでで完全分解できるようになりました。
これでドンサン製ポリスモデルとKTW製ライアットが揃えばコンプリートですね。
(あ、いや可変HOP仕様がまだあるか)
しかしながら実は分解したことがあるのはドンサン製だけなんです。
KTW製は絶版だし、値段も値段なので分解するにはちょっと覚悟が要ります。
頻繁にメンテが必要なモデルでもないので、オーバーホールもメーカーさんに
送ってお願いしていたのです。
が。
このフェザーオフ。
先日ホクホクしながら試射していたらトリガーが引けなくなりましたorz
そうそうメーカーさんに送るのもどうかと思ったので、後学のためにも分解して
みることにしました。
いきなりですがアウターバレルがネジ込み式です。
そりゃガタもねえっつうのw
ちょっとAPS2に似てます。
O/H時にKTWにお願いして同梱してもらった取り説(買った時欠品だったのです)の
手順に従って、ネジを外してフレームを割ります。
「よっこらせと。」
( ゚Д゚)
な、なんだこれは?
想像を絶する内部構成です。
シアーなどのトリガーメカにドンサン製イサカの面影(逆だ逆)を感じるものの、
構成されているパーツのマテリアルが完全に別物です。
外装も相当な肉厚で、更にその中にシリンダーを覆う真鍮の極厚スリーブが
仕込まれてます。
まるでワンオフ一点ものです。(でも量産してたんだよなあ)
発射音で大体の想像はついていたのですが、ピストンとシリンダが金属製です。
(ちなみにドンサン製はポリカボネード)
シリンダーは真鍮にブラックコートが施されており、ピストンはスチールの削り出し。
更にシリンダーとアクションバーを連結する部品はロウ付けになってます。
うへえ。壊れる要素が見当たらないよ。
しかし良く見てみると、この個体はアクションバーロックがついてません。
ついていた痕跡はあるので、おそらく歴代オーナーの誰かが、多重コックを容易に
するために撤去したのでしょう。
ドンサン製イサカのアクションバーロックと同じ寸法ならそのうちKTWからパーツを
取り寄せて元に戻したいところです。
感心しながら故障の原因を探ってみたところ、アクションバーロック周りのシアーが
渋くなってトリガーシアーが連動しなくなっていたのが原因のようでした。
各部を軽く研磨して、オイルを差したら直りました。
ふー、お腹一杯です。
シンプルな構造ながらも良く考えて作ってあります。
マルイ製を工業製品とするならば、KTW製は工芸品ですね。
これからもKTWには、他にはない魅力的な製品作りを続けて欲しいものです。
マルイの裏技ギミックやKSCのメーカー刻印、そしてKTWの職人魂。
分解を推奨する気はまったくありませんが、中身を見ると各メーカーの設計思想が
読み取れておもしろいです。
うちもフィールドで戦う人達の役に立つような「戦民思想」の名に恥じないアイテムを
開発していきたいものです。
(お、うまく締めたな)
ところで。
このネジなんだ?